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ヤスりの文化 vs.ハツりの文化
2006年 11月 14日 *
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仕事の合間の一服......の代わりにコンター加工^^(約15分)
ギター製作の参考書(洋書)などには大抵、こういった加工は非常に粗いヤスリでガシガシ削れと書いてある。自分が今やっているように、鑿で大まかに削るというかハツっていく方が力も要らないし合理的だと思うのだが不思議だ。
木工の学校でも習ったが、西洋の木工はヤスリの文化だ。仕上げの最終段階は目の細かい紙ヤスリで磨き、塗装の食いつきがよくしておく。そしてラッカーやニスを塗って、また更に細かい紙ヤスリやコンパウンドで磨く。
それに対して、伝統的な日本の木工は、仕上げはよく切れる鉋(かんな)ですぱーっと決めるのが普通だったのではないだろうか。(でも漆などの仕上げでも紙ヤスリは使うか^^;;)
古い日本の建築は材の表面は釿(ちょうな)などでハツって仕上げてある。法隆寺の塔など1000年以上の耐久性を持っているのは、そういった仕上げと関係があると聞いた。ハツることで表面のケバ立ち(表面積の増加と毛管現象による水気の侵入を招く?)を最低限に抑えている。さらに表面に柿渋などを塗布して腐食を防ぐ。これがもし西洋木工の仕上げだと、表面の塗膜が劣化すると木部に水分が浸透して傷みが早くなるとのことだが、その差がどれほどのものかはわからない。
......よく研いだ鑿(のみ)で削っていくと、切削面がテカテカになる。ウォールナットがチョコレートのようだ。気持ちよい。まあ、しかし最終的にはラッカー塗装するのでサンディングするのだが。
いつか、この鑿の痕を活かしたワイルド且つ繊細な感じのギターを作ってみるか(柿渋or摺漆仕上げ)。量産品には絶対にできないべさ。美しい日本のエレクトリック・ギター^^
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by heavier-than-air | 2006-11-14 14:35 | guitar making *
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