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ただ風ばかり吹く日の雑念 心頭滅却すれば氷自ずから熱し
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信じる者は救われる?
2005年 01月 24日 *
俳句  かけそばや駅から見ゆる冬の山

最近、あの方たちが来ないので少し寂しい。来たら来たで、とってもうざったいのだが(笑)。
ウチの近所には女子大があり、駅からの通学路に、二人組のイケメン風(よく見るとなんか間抜け顔)の青年がスーツ姿で立っている。学校が休みの時期は、二人組はオバさんと交代する。私は彼らの前を通る時に必ず「いいわけぇモンがそんなとこに突っ立ってね〜でマトモな職について働かんかい」と思うのだが、まだ直接意見を述べたことはない。もっとも、彼らは実は「まともな職について働く」必要のない資産家の子息だったりするのかもしれない(?)。オバさんたちも普通の専業主婦といった感じが多い。以前、年に2回くらいウチに来ていたのは、彼らの仲間だ。



はじめて来た時は物珍しさもあって、話を聞いて茶々を入れて面白がってたのだけど、オバさんの「セールストーク」が余りにも浅いのと、本質的にその団体の教義が狭隘なのが気に喰わないので、「わかりましたけど入信するつもりは毛頭ないので、もう来ないでくださいね」と言っておいたが、3ヶ月後くらいに別の人が来た。前回のやり取りの始終を話し、名前と支部名を聞き、「私は信教の自由は尊重したいと思いますが、お互い時間の無駄なので、いくら誘っても無駄な人の"ブラックリスト"をちゃんと作って、各支部で情報共有してくださいね」と念を押した。..........が、半年もしないうちにまた別の人が来た。オバさん2人連れの後ろには、実は中年の男が隠れるようにしているのを知っている(実際塀の横のこちらから見えないとこに隠れてる)。多分、オバさんが折伏するのを指導しているのだろう。「後ろの方もちょっと出てきてもらえますか」と声をかけ、控えておいた支部と名前を告げると、「その人は知っています」というのでキレた。..........と言っても別に手荒なことをしたわけではない。「あなたたちがあまりにもワカランチンなのが面白いので、ビデオに撮らせてください」とカメラを取り出すと、皆さんの表情が一斉にこわばり、蜘蛛の子を散らすようにいなくなってしまった。あ〜撮っときたかったな〜。しかし逃げんなよー。勧誘するならもっと気合い入れてやらんかい、ってさ。

だいたい、「自分のところの宗教が一番だ」なんていうのは狭すぎる了見だ。宗教に本物と偽物があるとすれば、この点も一つの分かれ目だろう。

そこで思い出すのがインド近世の大覚者、パラマハンサ・ラーマクリシュナ(※)だ。
自身はカーリーという女神を信仰するヒンドゥー教徒であり、聖地を巡る旅の中で、シヴァ神やクリシュナ神に会う霊的な体験をしたそうだが、これだけならまあ(凄いことには違いないが)、ヒンドゥー教徒としては当然の成り行きかもしれない。しかし、そこから先がエラい。「いろんな宗教で、"真理は一つ"というけど、ホンマかいな?」と思った彼は、それが本当なら他の宗教でも同じ体験ができるのではないかと考え、1866年にそれまでのヒンドゥー信仰を完全に捨ててイスラム教徒となり、修行を積んだ末にアッラーと邂逅する。さらに1874年には、その修行や信仰を一切捨て、キリスト教としての信仰生活に入り、やがてイエス・キリストと抱擁するという至高体験を得たという。こうやってさらっと書くと「......で?」とか「ホンマかいな?」と思わないでもないが、何事においても極めるというのはたやすいことではないのは確かだし、信仰という「アタマ」をそれだけ柔らかくするのは大変なことだっただろう。
(※パラマハンサ・ラーマクリシュナ(1836-1886):タゴールやガンジー、ネルーなど当時の知識階級の多くの人たちが彼を大覚者と認め、帰依していた)

私は特定の宗教団体には属していないものの、神を信じないかというとそうでもなく........という外国人に説明するには極めてめんどくさいスタンス(笑)。
まあ、いろんなのがあっていいと思う。時代や文化や土地によって、それなりの理由があって生まれてきたもんだろうから。

そういえば、前はよく都心の交差点で信号を待っていると、なんだか貧相な感じの人が「あなたの幸せと健康を祈らせてください」って寄って来たけど、最近は見かけないな。そういう申し出は有り難いのだけど、如何せん都心を歩いている時はたいてい急いでいたりするので「いえ、今も十分に健康で幸せなので(ほんとなんだも〜ん)結構です」って断っていましたが。(自分でも手から気、少しは出せるし)
by heavier-than-air | 2005-01-24 16:15 | body & soul *
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