雑念系ブログ
heaven.exblog.jp
ただ風ばかり吹く日の雑念 心頭滅却すれば氷自ずから熱し
Top
2005年 09月 03日 *
ほとんどビジネス書というのは読まないのだが、最近ふと思い立って「ビジョナリー・カンパニー(2)/飛躍の法則」(原題:Good to Great)というのを読んでいる。規模の大小を問わず、凡庸な企業が偉大な企業になるためには何をすべきか、といった内容。非常に緻密且つ膨大な調査とインタビューを元に書かれており、安易なノウハウ本とは一線を画している。
その中で触れられているエピソードで、感銘を受けた部分があったので四の五の言わず引用する。

わたしは最晩年のデーブ・パッカードを訪問したことがある。シリコン・バレーのごく初期に十億ドルを超える資産を築いた人物だが、1957年に夫婦で建てた小さな家に住んでいた。質素な果樹園が眼下に広がっている。小さな台所には古びたリノリウムがしいてあり、リビングの家具も質素だ。「わたしは億万長者だ、重要人物だ、成功者だ」といわんばかりの豪邸を必要としない人柄を示している。36年間、パッカードとともにはたらいたビル・テリーによれば、「楽しい時間といえば、親しい友人とフェンスの修理をしてすごすことだと考えている」という。56億ドルの遺産は事前基金に寄付した。パッカードの死後、家族が追悼の小冊子を作ったが、故人の写真は作業服を着てトラクターに乗っているようすを写したものであった。写真説明は、20世紀を代表する偉大な産業人であることには触れていない。「デービット・パッカード、1912〜1996年、農場主など」と書かれている。まさに第五水準だ。

............こういうのに弱い。なぎ倒されながらも「か〜〜〜っちょえ〜〜〜!もぅ負け」とか思ってしまう(僭越至極)。とか言いながら、もし自分がそこまで登り詰めたら、まあ豪邸は要らないけど、とりあえずポルシェくらいは買ってしまうと思う(笑:で、すぐに飽きると)。

ここで「第五水準」と言われているのが「謙虚さ、静かな決意」といった素養や人間性であって、Good to Greatを実現し、持続させていくのは、よくマスコミがこぞって取り上げるような派手なカリスマ経営者ではない、という点が意外というか斬新だった。

この本の前書きもよい。
「この本の論点を読者が役立つものだと判断し、それぞれの仕事に適用しようと考えてもらえば幸いである。自分がはたらく企業で適用できないのであれば、社会活動に、社会活動で適用できないのであれば、少なくとも読者の人生に、役立ててもらえばと希望している。」

http://www.jimcollins.com/
[PR]
by heavier-than-air | 2005-09-03 01:25 | books *
2005年 08月 11日 *
四の五の言わず引用する。

第一部 保健体育を学習するにあたって
1)義務教育の大切さ

 本書では中高生を対象に、「正しい保健体育」を学んでいただくわけですが、まず授業に入る前に、ここでは「義務教育」と「性教育」の関係について理解しておきましょう。
 もともと男子は、金玉に支配されるようにできています。
 金玉というのが本体で、その着ぐるみの中に全部入っているのが、人間の男なのです。
 いつのまにか進化した人間は、その「金玉着ぐるみ」からはみ出した部分が大きくなってしまいました。しかし、はみ出したとはいえ、その大本にあるのが金玉であることにかわりありません。
 ですので、そのはみ出した部分を「義務教育」でうめて、金玉に支配されないようにしているのです。「義務教育」とは「支配からの卒業」なのです。
 義務教育をきちんと受けるということ、それは金玉人間にならないためにどれだけ無駄なことを知っているか、という意味でもあります。本当は「やりてーぜ」「入れてーぜ」の二大テーゼがあれば人間の男は事足りるはずですが、そういう「本当のこと」だけを言わないために、義務教育を受けるものなのです。
 しかし本業の二大テーゼだけでは、現代社会で生きていけません。はるか昔は本業のみの時代もあったかもしれませんが、本業だけでは社会が成り立たないということで、釈迦やキリストのように本業以外の「教え」を考え出す人々が現れたのです。彼らは煩悩と戦う戦士でした。
...........理論社/よりみちパン!セ「正しい保健体育」より抜粋


いい本でした。
以上
[PR]
by heavier-than-air | 2005-08-11 23:46 | books *
2005年 06月 12日 *
半袖の背広「省エネルック」を着た故・大平首相はアヴァンガルドだった。痛かったがステキだった。少なくとも心意気としては。スーツの本家、英国でも1929-1937年に「男性服改革党」(笑)というのが大々的にスーツ改革運動を展開したらしい(どういう党なんだ)。首回りや足下の通気性を良くした色んな男性用の服が考えだされたが、結局、「背広」のデザインを超える服は出なかったとのこと。
昨今、日本政府推奨の「クールビズ」については、趣旨は誠にごもっともで結構なことだ。けれど結局、せいぜい役所とかベンチャー企業の社長くらいにしか定着しないだろうと思う。例えば、上着なしでノータイが一番必要とされている外回りの営業マンだが、「クールビズ」しちゃったら、必ず「失礼なヤツ」と怒る顧客が居るだろう。そういう客にとっては、モノを売りに来るんだからクソ暑い中でも我慢してネクタイしているべきだ、というサディスティックな気持ちがどこかにあるのではないだろうか。
おっと、「お仕着せ」"クールビズ"についてクダクダ書こうと思ったわけではなかった。
a0006124_12512944.jpg


続きを読む......
[PR]
by heavier-than-air | 2005-06-12 13:01 | books *
2005年 06月 09日 *
敬愛するアーティストであり、親しい友人でもある小林健二の著書に「ぼくらの鉱石ラジオ」という本がある。最後の章の「通信するこころ」のところが好きだ。四の五の言わずに抜粋する。
a0006124_0132972.jpg


続きを読む......
[PR]
by heavier-than-air | 2005-06-09 00:25 | books *
ページトップ
The Original by Sun&Moon